起きる原因については、明らかにHD上のデータ管理にバグがあるものだが、分かっていて東芝は訂正しようとはしていないし、対処方法も明らかにしていない。ネットで報告されているコメント類によると、
- 録画データそのものを編集してはいけない
- 編集は必ずプレイリストに対して行う
- 数ヶ月に一度はHDの初期化を行う
- HDを目一杯データで埋めてはいけない
という経験則が知られているだけらしい。これに加えて、私自身の経験では実データに対し、
- チャプター点をGOP間隔で設定してはいけない
- そういうデータに対してチャプター削除を行うと必ずこのエラーになる
- チャプター位置自動調整(再生範囲拡大)をしても同様である
というのがある。
復旧方法は冒頭にも書いたが無いと思ってよい。HDを取り外して解析したという報告もあるが、独自フォーマットで普通のユーザでは手も足も出ず、ダンプをさせてみると録画データが短い断片となって保存されているので、それを読み出せたとしても一つ一つを手で繋ぎ直して何とか復活出来る可能性が出るという代物のようだ。
想像だが、使用している制御OSを自社製の何か古い装置から流用し、強引にデータを格納しているのではないかと思う。元となった古いOSは既に中身に通じている社員が誰もいない、というあたりだとするなら、この現象の説明がつく。デフラグなど考えられない作りなのであろう。
いずれにしろよくぞこれで押し通したもので、ひどい欠陥商品と言われても反論の余地が無いのは間違いなさそうだ。なお、東芝のユーザ対応もここで特筆すべきもので、バグ報告や改善要求をメールしてもシカトされるか「そんなのはおめえの使い方が悪いんだよ(文体は丁寧だが)」という返事が来るのが関の山である。東芝のサイトへ行くと、デジタル録画機のユーザ登録ページがあり、そこでユーザ登録をしようとすると住所やら電話やら年齢やら細かな個人データを要求されるが、そこに登録したからと言ってかような対応が変わる訳ではない。オンラインショップで更なる買い増しを要求されるあたりがせいぜいである。
ところで、これ程ひどくはないものの、他にもバグはある。例えば、プレイリストを作成したあとでオリジナルの名前を変えると装置がハングする。これは電源再投入で回復するが、他にもネットdeナビを使う時に操作のタイミングによっては、ハングが起きるようだ。いちいち確認はしていないが。
本サイトで並行して紹介しているパイオニア社の製品には、これまでバグらしいバグには出会った事はない。また他のメーカでこのような事はあまり聞かない。ネットdeナビ機能が無かったら、私自身も絶対にここの製品は使わないのだが。(ネットdeナビって特許なのか?)