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女性天皇 現在の皇室典範を改正するとしたら、どうするかを正式に検討するようになったそうだ。女性の天皇は現在の皇室典範では認められていないが、この皇室典範、出来たのが47年というから実は最近の話である。で、報道ではあまり書かれていないのだが、何故女性の継承権を認めなかったのかというと、自分の娘を嫁がせて特権を手に入れようとする輩が続出してきたという、明治時代の歴史的背景があるのである。決してコトは単純な男尊女卑ではない。現在の皇室典範を考えた人は実に頭が良かった訳だが、ここまで少子化が進んだ上に女子ばかりが生まれる事態になるとは想像もしてなかったということだろう。現在のままでは、遠くない将来に天皇になれる人間がいなくなる恐れがあるので、関係者が慌てているのである。新聞などの報道では男女同権の意味合いばかりが出ているようだが、このようにそれとは少し意味が違うことを頭に置いておかなくてはならない。ちなみに皇室典範で冷遇されているのは女子ばかりではない。継承権は長男系列が優先し、次男は凄く順位が低いのである。例えば、第一継承権があるのが長男なのは言うまでもないが、第二継承権は次男ではなく長男の長男にある。 |
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ねつ造のツケ ディーゼル車規制を誤摩化すための、三井物産の排ガス浄化装置データねつ造にからみ、三井物産本社は直接関与していた子会社を含む社員4人を懲戒解雇処分にすると発表。更に社長らの監督責任については、刑事告発がされるかどうかを見極めた上で決めるとの事である。厳しい処分ではあるが、当然のものであると言えるであろう。問題は、当該検査の監査に向かった都の職員である。監査などせずに、社員と釣りに出かけていたという、あの職員だ。都の処分はどうなっているのだろうか。 |
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認知症? 痴呆症の言い換えだそうである。コトの本質が変わりもしないのに、言葉だけ言い換えてなんだか改善されたかのように思わせる手法が、妙に世の中に流行しているのは困ったものである。今回特にこれが気になったのは、認知という単語がそもそも人間が物をどう認識しているかを示すもので、認知科学という学問の分野もれっきとして存在するからだ(例えばコンピュータの使い勝手の良し悪しを判断するには、不可欠な学問)。認知症では、まるで認知オタクみたいではないか。認知不全症とでもいうなら分かるが、これではこんな決定をした厚生労働省の官僚が、認知不全としか言いようがなくなる。 |
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論外教育 三重県四日市市の私立暁小学校が、暴行行為を教諭から受けた小学6年生の児童に、底上げした裏通知表を渡し、それで入試受験をさせようとしていた事がバレている。成績だけではなく、暴行行為による欠席日数もゼロに改ざんされており、校長のコメントのように「児童の進学希望をかなえてやりたいと思った」というのが第一目的では無かった事は明らかである。父親からの抗議を受けて撤回したらしいが、不祥事隠しの為には不正をしろ、と自ら手本を示している訳で、校長のコメントにあるような「不適切」どころではなく「論外」と言うのがふさわしい。こういう似非教育者は、氏名素顔を公開の上、それこそ市内引き回しにしてもよいのではなかろうか。 |
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モー娘 楽天新球団が応援テーマ曲に使うとかで、新曲を披露する会見が行われたそうである。ところで、野球とは関係ない全日本プロレスで今暴れているラブマシンズという軍団が、やはりこのモー娘の曲を入場テーマに使っているが、こちらでは「オヤジ趣味」とけなされている。話題作りも結構だが、野球をバラエティ化したらむしろまともな観客の離反は進むのではなかろうか。サッカー界でアイドル路線をとっているチームなどあるまい。球団作りを結局断念させられたライブドアの堀江社長、インタビューに答えて「最大の敵は伝統と格式」と答え、まだ腹の虫がおさまらないらしいが、一連の参入関連報道で会社の知名度は飛躍的に高まった。しかも巨人との密約説まで流れた楽天よりもイメージは良く、これを宣伝費用に換算したら相当な額になるに違いない。野球だけが大衆スポーツではないし、楽天もこれからの道のりが「楽天」である保証はない。物は考えようで、変な貧乏くじを引かないで済んだと分かる日が来るのではなかろうか。 |
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セキュリティプリンタ 塩尻市とエプソンが共同で開発、プリンタに「鍵穴」があり、そこにしかるべきキーデータの入ったデバイスを差込むと、プリント物を伝送したユーザからのデータが印字されるという仕掛けだそうである。共用プリンタに機密文書をプリントアウトする時の機密保持が目的で、例えば学校などでの試験問題の印刷を学生に見られる訳にはいかない、という場合を想定しているそうな。ここで気がつくのが、依然としてプリンタが共用しかないという、日本の官公庁や企業の実態である。店に行けばプリンタなどそれこそポケットマネーで買えるような値段のものが並んでいるのに、今でも出力は一箇所というのが珍しくないのだろう。この仕掛けがどの位のコストアップになるのかは不明だが、機密性を要するデータなら、自室で印刷すればもっと単純に機密を保てるような気がしてならない。 |
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人権無視体質 ご存知、もと近鉄の岩隈投手。オリックスはプロテクト指定をして何が何でも自チームに入れたいのだが、当人は断固拒否である。強引な合併劇を強行したチームになど行きたくない、というのは当たり前の話。で、オリックスだが彼を戦力として欲しがるのは当然ながら、嫌がる人間を無理矢理に抱え込んで、実力を発揮すると思っているんだから、要するに選手をモノとしか見ていないということ。それに輪をかけて無能ぶりを発揮しているのが、パリーグの小池会長。とりあえず来年はオリックスでプレーして、その後移籍したらどうか、などと法的には何の根拠もない訳の分からない妥協案など出す始末。どこぞの出席者が同意したなどと付け加えているが、肝心なのは当の本人がNOと言っている事のはず。これも選手を人間と見ていないから、こういう馬鹿げた発想ができるのだろう。これが球団でなくて一般企業だったら、こういう形での社員の拘束など論外だ。これでは野球界を闊歩するこうした亡霊が消え去る頃には、野球を志す若い世代などいなくなるのではないだろうか。 |
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極めて危険 あるフリーカメラマンが、イラク入りを計画していると聞いた外務省が、必死に説得をしているらしい。高島報道官が記者会見で「いかに今イラクが危険な状態か説明しているが、思いとどまってもらえない」と述べたそうな。はて、イラクは非戦闘地域じゃなかったのか。サマワ付近が非戦闘地域であるという事であるなら、サマワのみ認めれば良いのでは。つい先日「視察」を終えた防衛庁長官が、安全であると明言していたではないか。 |
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活性化なるか 任天堂に続いてソニーもポータブルゲーム機を出し、売行きが好調という事で、停滞するゲーム市場が活性化するのを期待する空気が強いのだそうだ。辛口子は否定的である。少なくともゲーム市場は活性化しないであろう。理由は単純明快である。ゲームそのものが目新しい訳ではないからである。任天堂のは2画面とタッチスクリーンが特徴だが、画面をタッチしてゲームをする程度なら、既にPALMという機械がある。2画面であるが、片方の画面に指を当てて操作していたら、どうせ見られるのは1画面だけだ。ソニーの方は新たなディスクメディアとメモリスティックを搭載しているが、メモリスティックから音楽が再生でき、ディスクからは綺麗な画面で映画が見られるなど、なんだか宣伝を聞いていると携帯AV機器であって「ゲームも出来る」の間違いではないか、としか思えないような仕様である。ゲームのラインナップを見ていても、目新しさは皆無。単なる焼き直しが並んでいるだけだ。ソニーはPS2が売れてきたが、知り合いを見ているとDVDプレーヤとしてメインに使っているというユーザも少なくない。ゲームの出来るDVDプレーヤなのである。今度のPSPも同じ発想だと解釈するのが妥当だろう。どこぞの量販店で1300人が行列を作ったとか、在庫が切れて大増産だとかいう話が伝わって来るが、元々ブランド力のある新製品というものは、必ず飛びつく層が30万人くらいはいるもので、今後の売行き推移を見てみなくては先は分からないし、よしんば売れたとしてもゲーム市場の活性化には直結しない事は、上で述べたとおりである。まして例え200万台が売れたとしても、任天堂のゲームボーイシリーズはその一桁上の売上げ台数を誇っている。この点から見ても活性化と安易に期待するのはいささか軽卒のそしりは免れまい。これらの機械が、例えば赤外線通信機能を付け相互に向かい合わせて対戦が出来るとか、加速度センサ、或は傾きセンサのような物を搭載して機械そのものを動かす事でアイテムを操作するような仕掛けを取り入れているとでも言うのであれば、新たなゲームの広がりを期待する事も出来そうだが、そういう発想は見られない。つまりは繰り返すが、旧態然の焼き直しに過ぎないのである。 |
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経済制裁短絡論 遺骨のDNA鑑定の結果、遺骨が偽物だったという事で、北朝鮮に対する経済制裁論が強まっている。政府では、自民党の「北朝鮮による拉致問題対策本部」が決議を採択、世論調査でも国民の75%が経済制裁に賛成と伝えられている。こういう問題で感情論ばかりが先走るのは、何時もの事ながら困ったものである。北朝鮮の対応に誠意が無いというのは一理あるが、日本側のコメントを聞いていても、期待したような回答が来なかった、とダダをこねているような所も無きにしもあらずだからだ。共産主義国家というのは、巨大な官僚機構である。日本の厚生省が薬害エイズの資料を隠したまま、どれだけシラを切り続けたかを考えてもみてもらいたい。そう簡単に情報を出して来ると期待する方が、能天気なのだ。第一、経済制裁をしたとして実効が得られるかが問題である。元々北朝鮮は貧しい国で、北朝鮮のGNPは失業率二桁の沖縄県のそのまた半分しかない。こんな国が戦争など仕掛けて来る訳もないのだが、そもそも粗食に慣れている所に兵糧攻めをしてどれだけ有効かは疑問である。それにどうも一般に誤解があるようだが、北朝鮮は国際的に孤立した国家ではない。北朝鮮が公式に国交を結んでいる相手国は、150以上あるのである。食料援助も中国、韓国などからが殆どで、北朝鮮は日本からの援助に頼って生きている訳でもない。さらに北朝鮮で作られている製品は案外日本に来ているのであって、安売り店で安く売られている衣料品の縫製は、北朝鮮で行われているものが多いという。だとしたら制裁をして値上がりの波を被るのは日本の消費者の方とも言えるのだ。BSE騒動で米国牛が入って来なくなり、国産牛も値上がりして牛肉の国内相場そのものが上がったのと同じ理屈である。サッカーW杯の試合ばかりが報じられているが、それはそれこそ瑣末な問題に過ぎない。にも関わらず日本の大手メディアはこうした多面的な分析情報を伝えず、何時のフィルムか分かりもしない軍事パレードなど、北朝鮮敵視論ばかりを連日流し続けているのだから、制裁に国民の75%が賛成するのは単なる世論誘導の結果だ。この問題について、小泉総理が慎重な論を張っていのは、外交戦略として正しい判断と言って良いであろう。国民の67%が反対しても自衛隊派遣を延長するのだから、その勢いで行って欲しいものだ。ところで、拉致被害者の心情はともかく、一緒になって制裁制裁と騒ぐ支援する会だのそれにくっつく議員らは、一体どうしたいというのであろうか。行方不明者の消息をちゃんと知りたいのだろうか、それとも単に北朝鮮に嫌がらせをして、ウサを晴らしたいのだろうか。前者であるなら、有効な手は簡単である。国交を正式に結べば良いのである。そうして正々堂々と調査団を送り込み、調査すれば良いのだ。第二次大戦末期、日本の捕虜が大勢シベリアに抑留された。その実態が最終的に明らかになったのは、日ソの国交が正常化して、日本からの調査団が現地を訪れてからであった。後者であるなら、行方不明者の情報は更に手の届かない所に行くだけだろう。制裁論を感情的にブチまけているこうした連中が、かような戦略を論理的に考えているとは到底思えない。まさに小学生レベルの知性と言う他はない。 |
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バーチャル・ミスコン CG美女の世界一を競うという「ミス・デジタルワールド」というのが開催され、40程の「CG美女」が寄せられたそうである。オンラインによる投票で順位が決まるそうで、一位はチリ代表だったそうだ。細かい仕組みはともかく、サイトを見て作品の一覧などをつらつらと見ていると、日本からの応募が皆無であることに気づく。日系人らしい作者の名前はあったが、日本ではないようだ。数年ほど前、日本ではあちこちのパソコン雑誌が競ってCG美少女特集を組んだ事があった。このサイトに出ている美女を見ていると、その当時に雑誌に掲載されたものでも充分に競えるのではないか、と思えるようなレベルもある。にも関わらず、日本からの応募が皆無であったというのは、さみしいという他に、ただブームを煽るだけであとには何も残さない日本のメディアの有り方も感じた次第である。 |
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閣議決定 政府は下馬評通りに自衛隊派遣の1年延長を閣議で決定。国会での審議を避け会期終了の後を狙って、閣議という場だけで決定するというのは、議会制民主主義の原則を踏みにじるものであろう。まだ強行採決や牛歩戦術の方がみっともなくても民主主義の原則には近いと言える。まさに事実上の独裁である。米国のラムズフェルドは、クェートで米軍兵士から不満の声を浴びせられながらも、必死に答弁していた。会期終了を狙って密室で閣議決定をするどこかより、まだ民主主義に近い事はしている。同じ日、自民党の武部幹事長は「フリーターなども、サマワに自衛隊員として行けば、3ヶ月くらいで考えなど変わる」と発言。無論、自分が行く、或は自分の子息を行かせるなどというような話にはならないのは言うまでもない。そんなに現地が安全だというなら、まずは代議士(或は総理)が自分の子息を行かせてみせるのがスジというものだろう。猛暑、砂嵐、砲弾。3ヶ月どころか3日持つかミモノである。 |
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レノボ 聯想という字は日本では殆ど馴染みがないのではなかろうか。IBMがパソコン事業を売却した中国のメーカである。聞いてみると、日本を除くアジア市場に展開しているメーカだそうで、なるほど馴染みがない訳であった。IBMがパソコン事業を売却する事も、その売却先が日本企業でない事も、そして先が中国企業であった事も、時代の流れを感じさせる。 |
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読解力低下 何やら新聞の紙面を騒がせている。いわく、ゲームばかりしているからとか、漫画やビジュアル中心になり字が少なくなっているから、などと書かれているが、差別用語などというレッテルを貼ってせっせと単語を滅亡させている風潮に触れているメディアはない。「あれを使っては駄目」「これを使っては不謹慎」ばかり並べていて、読み書き低下も何もないものだ。 |
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急務 規制改革の一環として、政府が今度民間化を決定しそうなのは、何と年金の徴収業務。民間と政府とが業務の効率性を競うのだそうである。ところで無駄使いのチェックはどうしたのだろうか。これまで無駄に使った金を職員とOBが自腹を切って弁済するとでも言うなら少しは感心もするが、そちらの話はさっぱり聞こえて来ない。集める話ばかりである。規制改革というなら、まずは社会保険庁そのものの解体と、社会保険庁そのものを民間会社にするのが筋だろう。民間で出来る事は民間に任せるのなら、保険業務などまさに民間にすべき問題だ。にも関わらず、徴収のみ民間というのだから、全くいい根性をしている。郵政改革も本質の筈の財政投融資は一向に表面には出て来ない。民間の宅急便業者から市場をかすめ取る話ばかりが進んでいる。ある雑誌に書かれていたが、まさに盗人猛々しいと言うにふさわしい。 |
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何故靖国参拝に反対が出るのか 中国などが強行に神経質になっているが、理由があまり的確に報じられていない。歴代総理も靖国神社は参拝しているが、何故、小泉総理に対してはこうまで反対が強いのか。それは、歴代総理は靖国神社に記帳する時、「国会議員○○▽○」というように個人として署名していたのに対し、小泉総理は「内閣総理大臣」と署名しているためである。つまり、日本という国が認めた事となっているからなのだ。 |
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安全 前回は公明党の代表がサマワを訪問、今回は防衛庁長官がサマワを訪問、いずれも「安全だった」「現地でも環境は整っている」と茶番コメントを臆面もなく連発。あまり大きく報じられていないが、今回の防衛庁長官訪問の直前には、サマワ市内で爆弾が破裂している。東京で女子高生が殺されたからといって、安全ではないという事にはならない、という名セリフを言ったのが前回だが、今回は爆弾の一つくらいでは戦闘地域とは言えない、となるのであろう。なお、米国べったりの国策を貫いたお陰で、日本は今やテロ組織から名指しで目標扱いされる国となった。政府は今度は外国人の入国に制限を強めるテロ防止策をまとめつつあるが、わざわざ水道管を壊しておいて水はけに躍起になっている姿と言えないこともない。世界に尊敬される国とか言う話はどこへ行ったのであろうか。 |
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茶髪 高野連が「茶髪や剃りを入れた髪型を強く禁止する」通達を出したというニュースが出たのは、先日の話。テレビでアップになると見苦しいとかいう苦情が沢山来たのだそうだ。つまりは球場に行かない連中から苦情が来ているという事だろう。まあ高野連と言えば、かつてホームランを打った選手が走塁中にガッツポーズをしたら「高校生らしくない」とコメントしたところである。連帯責任を生徒にはとらせる一方で、高野連内部で不祥事が出た時には誰も責任などとらなかった所でもある。かような通達など、またかと言うだけで今更驚くにも当たらないが、そもそもそれじゃ「高校生らしい」って何だ? 今どき、茶髪だの剃り込みだの珍しくもない。平均から言えば、そういう事をしていない生徒の方が、高校生らしく「ない」だろう。今、話題の高校球児といえば、ダルビッシュ投手。彼は父親がイラン人だが、仮に父親が金髪で、ダルビッシュ投手自身が茶髪になっていたら、どうしたのだろうか。茶髪はけしからん、とでも言ったのだろうか。いや、恐らくは欧米コンプレックスからそういう事は言わないに違いない。西武の松坂、松井(稼)、近鉄(旧)の中村など、プロ野球界での茶髪も、今では普通に見られる。野球のプレーに支障があるならともかく、そうでないなら本質とは別の次元の話。にもかかわらず髪の色がどうだの、髪型がどうだのと持ち出すのは、目的が野球ではないからに他ならない。それは集団主義への懐古であり、それを見て自己満足に浸るためだ。かくして今では高校野球は一部の限られたファンの趣向になった。それはテレビ放送の視聴率を見ても分かる。NHK以外での放送もほぼ無くなりつつある。プロ野球界の時代錯誤ぶりは、改めてここで述べ直すまでもない。先日、何かの雑誌に出ていたコラムにもあったが、高校野球といい、プロ野球といい、どちらも「いかにしてファンを減らし、選手を制限して先細りをはかるか」に知恵を絞っているかのようだ。 |
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拒否権 ロシアのプーチン大統領が、国連で常任理事国を増やす動きに対して「新規参加国にも拒否権を認めるべきだ」と発言している。日本やドイツが候補に上がっている常任理事国とは、国連の中で特別な地位を持っている5つの国(米、仏、英、露、中)の事である。見て分かるように、第二次大戦の戦勝国であり、核保有国である。国連では今でも敵国条項というのがあり、日本も敗戦国としてそこに該当する。常任理事国には拒否権というのがあり、どこか一つの国が反対すると国連決議を行う事が出来ない。国連参加国が190を越えている今、189の国が賛成しても、常任理事国の1つが反対すれば国連は機能しないのである。国連は第二次大戦後に出来ているが、このようにまだ第二次大戦から半世紀が過ぎても旧態然としている所が沢山ある。一方でイラク戦争に突っ走る米国を止められなかったように、活動にも限界がある。今回、日本などを常任理事国にする動きは国連改革の一環とされているが、欧州では「米国の票が2つになるだけ」と新聞で書かれるなど、評判は良くない。政府の言うように、日本が国際社会で地位を占めるどころか、総理が演説しても会場がガラガラなのが現実だ。だから、日本を推しているのは事実上米国だけである。理由は言うまでもなく、何でも自分の言う事を聞く国だからだ。さて、かような動きに対して牽制をしているのが、冒頭のプーチン発言である。つまり、新規参加なんてさせるべきではない、という意思表示という事だ。ロシアにしてみれば、何もいい事はないのだから当然。一方、日本にしてみれば、国連予算の20%を負担している「大出資主」であり、それなのに取締役会(常任理事国会議)の外に置かれているのは面白くない、という意味はある。だが、拒否権の無い常任理事国扱いでは、要するに「相談役」であって肩書きだけの存在になってしまう。外務省はそれでも喜んでいるらしいが、そもそも本当に国連の改革を考えるのなら、この常任理事国という考え方そのものにメスを入れなくてはならないだろう。しかし、それを今の常任理事国が受け入れる訳もない。最終的に日本が常任理事国の肩書きを得たとしても、恐らく拒否権は与えられないであろうし、常任理事国になったんだからともっと金を出せと言われるだろうし、小泉総理は自分の業績として誇らしげに語り、国民の負担は増えて、国連の運営問題は結局何も変わらずに終わるのではないだろうか。 |
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似非教育者 世田谷の中2少年が偽札を作った、とニュースで報じられている。まあスキャナとプリンタがあれば理屈の上では簡単な事で、大騒ぎしているのは中2の学生だったからなのだろうが、これまた騒いでいる側のハイテク音痴ぶりを見てとれる報道である。ここで面白いのが、報じられている学校側の対応。最初、ある生徒の保護者から、「誰かが偽札を作っているようだ」との電話があった時、ホームルームを通じて「偽札の製造法を書かれている雑誌に興味を持たないように」指導したというのだから、笑い話の世界である。そんな事を言ったら、「へえ、そんな本があるのか」と知らない生徒までが興味を持つに決まっているではないか。偽札製造の違法性についても知らせたらしいが、印紙等模造取締法でスキャンする事そのものが違法とされている事まで言ったかどうか。しかも偽札作りをしている少年を特定していながら、試験前だという事で黙認していたというのだから、何を考えていたかである。そう、問題を先送りすれば当面は回避できる、という頭しか無かったのだ。無論、自身の保身がその前にあった事も言うまでもない。 |
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似非科学 魔法みたいなもので、要するに科学っぽい顔をしているが科学的根拠の何もない事項のことである。良い例が血液型占いだろう。A型がどうだの、B型がどうだの、組織の構成には上司が何型で部下が何型がいいだの、冗談ならともかく、真面目にそれを論じている書籍ばかりなのには驚く他はない。言うまでもないが、血液型と脳の構造に何らかの相関関係が科学として認められているかと言えば、それは皆無である。血液型という単語に何かご利益があるかのように単純思考しているからこそ、それを信じ込むのであって、これでは中世の錬金術師や途上国のシャーマンを笑う事が出来ないどころか、それより始末が悪いと言うしかない。話のタネやジョークとしてこうした占いを楽しむのならともかく、最近では話がエスカレートし、「隣人にふさわしくないのはB型」なんてな話を真に受けるのが出て来ているそうで、こうなるとまさに差別であり社会問題だ。その根本には、正しい科学知識が啓蒙されていない事と、言うまでもなく論理的に思考する能力の欠如がある。無論、世の中全ての人がこうした能力に長けている訳ではないが、欠如している人の占める割合が高くなり、過半数を越えるとなると多数決が原則の民主主義では由々しき事態となるだろう。 昨今、新聞などでは若者の理数離れが指摘されている。だが、問題は若者ではないのである。若者とは言えないような年代、社会の中心でそれを動かす立場の人間こそ、この理数離れが問題なのだ。理数離れというのは、何も理科が好きかとか、電子回路を設計出来るかということを意味している訳ではない。要するに知識を活用して論理的に演繹する事が、頭の中で出来るか、という話なのである。それが出来ない場合は感情的に、或は単に結果がどうなるかを考えもせずに強行する訳で、そうした例は、隠し通せば何とかなると考えた企業の幹部、自分らを神だと勘違いしていたプロ野球界のオーナー連中、中学生の性行為を禁止すればモラルは回復すると答申するどこかの委員、差別用語を糾弾すれば差別が無くなると考えるおめでたい面々から、アメリカについていけば間違いないと考える政府に至るまで、列挙するにきりがない。なお、オウムの信者となり得体の知れない人物を崇めるのも同じパターンだが、こうした層がある程度存在するのは当然なので、この意味で辛口子はオウム真理教を潰すのには反対である。こういう連中はオウムが無くなれば、また似たような所に集まるだけであって、その位ならまだオウムという形で止めておいた方が危険性は少ないからだ。聖書の記述を自分らの都合よく曲解して猛進する米国のキリスト教福音派のように、大きくなって政治的に影響力を持つようになってからでは、世界の不幸になる。 さてこうして見て来ると、現代社会は科学技術こそ発達したが、科学用語を迷信と置き換えればその行動原則は、中世とその本質に於いてさして変わってはいない事に気づく。彗星が現れると大惨事が起きる、というのと全く同じだ。最近、辛口子が特に厄介だと感じているのは非難の電子メールが200通来た、などというだけで大騒ぎするメディアである。これも電子メールというだけで何か特別なものだと考えてしまうから、大変な事のように受け取ってしまうのだ。地上波テレビで例えば血液型占いに根拠など無い、なんて誰かが発言したら、恐らく非難の電子メールが何百通も殺到するに違いない。だが、そんな事は当たり前なのであって、小学生でも電子メールを出せる現在、短絡的かつ感情的に反応するおめでたいのが、それだけいた事を示しているに過ぎないのだが、何故か大騒ぎになるのである。それは即ち電子メールという物のメカニズムを理解していないからに他ならないのであり、まさに論理的思考能力の欠如そのものと言うしかない。視聴率が10%の番組であるなら、視聴者は200万人程度はいる事になる筈だ。その中の200人が反対をしたところで1万人に一人の割合。だからどうなのだと考えるのが当たり前だと思うのだが、そうは考えないからこそ単純に恐れおののくのであろう。第一、電子メールなど少しプログラミングに詳しければ、ちょっとしたスクリプトを組んで文面を変えて幾つも自動生成するなど簡単な事である。スパムメールがまさにそれだ。だから200通という数字ですら、本当は怪しくなる。ところが数字だけが一人歩きをする。どこぞの被害者か何かの家族が記者会見で迂闊な事を言っても(それが真実だろうと)、電子メールが殺到するという。そんな物はゴミ同然なのだから無視すればいいだけなのに、新聞が「電子メールが200通来てその殆どが非難」などと報道するから、なんだかそれ(大部分が非難)が世論の最大公約数みたいに見えてきてしまう。これは統計的にサンプリングをし、その大部分が非難だったという数字ではない。繰り返すが、ただ単細胞が200人ほどいた事を示すだけの数字である。ところが論理思考に欠けるこうした報道が大手メディアで行われて、感情論が逆に世論として形成されてしまうのが現代なのである。1984を書いたジョージ・オーウェルも、まだ健在なアーサー・クラークもこんな21世紀は想像できなかったに相違ない。 |
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